温泉療養(湯治)について 岩手県盛岡繋温泉(つなぎ温泉)ホテル三春

盛岡つなぎ温泉
湯治の宿 ホテル三春
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監修 岩手医科大学名誉教授・認定温泉医
放射線科専門医・人間ドック学会認定指定医
裄V 融
編集 厚生労働省認定温泉入浴指導員
桑原 和春

病院で病気を治すことを治療といい、病院以外で治すことを療養といいます。
温泉療養の場合は、温泉旅館に厚生労働省認定の温泉利用指導士または温泉入浴指導員が駐在しており、この指導員の指導の下に、入浴療法、飲泉療法、運動療法、食事療法が指導されます。
療養者はこの指導に従って自分の病気を自分で治します。
従って、温泉病院で行われる温泉療法は医療行為であり、保険の対象、医療費控除の対象になりますが、温泉利用型健康増進施設、温泉旅館で行われる温泉療法は自己治療行為であり、保険の対象とはなりません。
温泉療法そのものは、温泉病院であっても温泉旅館であっても同じ内容です。
認定の指導員は治療器具の使用は認められておりませんが測定検査器具の使用は認められております。

厚生労働省
「温泉利用型健康増進施設認定規定」より


リンドウ(赤)


◇提携医療機関
  盛岡つなぎ温泉病院(総合病院) 緊急時と一部の検査に使用

◇当館に対する温泉療法指導医師
  岩手医科大学名誉教授、社会保険いわて健康管理センター顧問/認定温泉医
    裄V 融
  足澤放射線科院長/温泉療法医、スポーツ医
    足沢 輝夫

◇認定指導員
  厚生労働省認定 温泉入浴指導員
    桑原 和春
  厚生労働省認定 温泉入浴指導員
    桑原 峰子

◇その他お世話になっている医師
  財団法人 日本健康開発財団 研究調査部
    矢崎 俊樹
  東京 内幸町診療所 温泉療法医
    植田 理彦
  北海道大学医学部名誉教授 温泉医/東京 健康保養地医学研究所
    阿岸 祐幸
  岩手 孝仁病院 温泉療法医 皮膚科
    野口 順一
  岩手 温泉科学者 医学博士
    佐藤 彰
  社団法人 民間活力開発機構 理事長
    里 敏行



休養、保養、療養というと同じような意味に考えがちですが全く違います。
休養−静養は安静により疲労、その他健康をそこねた状態よりの回復を意味します。
保養は健康を保つ意味で疾病予防からさらには積極的な健康増進をはかることを目的としております。
療養とは疾病治療のことです。
近年はリハビリテーション効果も含めて療養と言うようになっております。

ところで現在、我が国の温泉利用形態の主流は観光、レジャー、レクリエーションですが、日本全国を見渡すと色々なタイプの温泉地があります。
代表的なところでは、休養、保養を中心にしている大分県湯布院温泉、熊本県黒川温泉、療養を中心としている、秋田県玉川温泉、山形県肘折温泉、山梨県増富温泉など、観光面では静岡県熱海温泉、石川県和倉温泉、宮城県秋保温泉など、観光中心の温泉地は沢山あります。
観光は、料理や人的サービスが中心で、宴会型、歓楽型、レジャー型などがあります。

千葉大学の山村順次教授が平成2年にこれらを調査した報告書があります。
これによれば我が国の温泉は、療養型4%、中間型−観光よりの休養、保養型13%、観光型83%であったと報告しています。

近年高齢化社会を迎える我が国では、もっと保養、療養型の温泉地、旅館が増えても良いと思います。
一例として草津温泉の旅館組合には観光部会と療養部会の2つがあり、療養部会ではアトピー性皮膚炎の温泉療養を行っています。


舟越保武 作 「シオン」


シオン(花)


代替医療とは、大学の医学部で教育されている主流の現代西洋医学(通常医療)以外の医療(非通常医学)と定義されています。

代替医療という言葉は、主としてアメリカで使用されているもので、ヨーロッパでは補完医療または相補医療と呼ばれています。
つまりヨーロッパ諸国では近代西洋医学の不足を補うものとして代替医療を位置づけているのです。
これは現代西洋医学は分析的であり病気を中心に考えるのが基本であるのに対し、代替医療は、病気よりも病気にかかっている病人に焦点を当て全人的診断、治療を行う特徴があるのです。
つまり人自身に備わっている、自己治癒力や自己回復力を目覚めさせ、精神と身体のバランスを整え、免疫力を強化することを目的としています。

代替医療の種類は大変多いですが主な代替医療として、漢方医学、鍼、灸などの東洋医学をはじめとし、アーユルヴェーダ、ユナニ、ハーブ療法、ホメオパシー、カイロプラクティック、バイオフィードバック、温泉療法、アロマテラピー、音楽療法などがあります。

温泉療法は代替医療ですが、すでにヨーロッパの温泉地において古くから行われており、その科学性も立証済みのものが多いです。
ヨーロッパではすでに薬物、手術療法に代表される近代医学と優劣を争うものではなく、お互いに相補すべきものとして温泉療法が利用されています。

これについて岐阜県立下呂温泉病院 加藤正夫医院長は「温泉療法は近代の治療医学に対しての補助療法として使用されているが、むしろ予防医学、健康医学の面から考えると代替医療と考えられている温泉療法が主体的医療となり、病院が補助的医療となる」と述べています。


夏の御所湖


秋の御所湖


我が国の医学は従来より、薬物、手術療法を中心とした治療医学に重点が置かれてきましたが、近年の生活習慣病、慢性疾患、ストレス社会の増大と高齢化社会の到来により、治療医学から予防医学へ重点が移行してきています。
1次予防、2次予防がそれですが、厚生労働省の「健康日本21(21世紀における国民健康づくり運動)」では、1次予防に重点が置かれています。

この予防医学を推進する場合、科学的に管理された中での休養と運動が同時にできる温泉地療養が最も適していることが確認されています。

温泉地における保養と療養は生活習慣病のリスクファクターを除去し、健康寿命を延ばし、QOL(Quality of life:生活の質)の向上を実現する場として注目を浴びる時代が到来しつつあります。
温泉地は次第に観光、レジャー、歓楽の場から予防医学の場へ移行しつつあります。

すなわち温泉本来の利用目的である湯治(保養と療養)へと移行するけれども、従来の非科学的湯治ではなく、科学的根拠に基づいた保健医療(Evidence-Based Healthcare)としての湯治、すなわち現代の温泉療養に移行してくるものと思われます。



EBMは evidence-based medicine(エビデンス−ベースト メディスン) の略語で、「根拠に基づく医療」と訳されます。
もともとはアメリカ、英国などが1つの治療法がより科学的、客観的に行われる必要性から提唱されたもので、今や世界の医療、保健医療の主流となっています。
提唱者は1991年カナダのマクスター大学のG.H.Guyattです。

我が国では平成11年3月厚生労働省によりEBMの報告が公表されました。
すなわち医療の質の向上、標準化、経済性が目的です。

EBMは
1) 利用可能な最善の科学的な根拠
2) 患者の価値観および期待
3) 臨床的な専門技能
の3要素を統合するものであるとしています。

これを基本として各学会は各疾患の治療のガイドラインを作成しています。
ガイドラインでは科学的効果の最も高い順に5項目以内で治療法が表示されています。

さて、予防医学−保健医療はこのガイドラインに沿って行われるものであり、EBH(Evidence-Based Healthcare-科学的根拠に基づく保健医療)でなければならないとしています。
温泉療法における科学性とはこのガイドラインに即応するものです。

しかし現在の温泉療養の適応症は昭和23年の温泉法施行時より一度も改正されたことはなく、その後大幅に医学が進歩したため適応症の50%は合わなくなっています。
筆者は温泉療養の適応症の改正を望むものです。

今日の科学的根拠に基づいた温泉療法の基本は、入浴療法+飲泉療法+運動療法+食事療法+気候療法の複合療法として成立するものです。
実際には病院にて薬物が出されているため温泉療法+薬物療法となり、結果的には相補医療または一歩前進した統合医療ということになります。

こう考えてきますと、日本古来の伝統的湯治は科学性が無く長期滞在レジャーに該当します。

注意)
EBMとは100%完全なものではありません。その時代の最善なものという意味です。
これからも医学はどんどん進歩、発展してまいります。これにより内容も変化していきます。


紅葉の御所湖




温泉療法は温泉地に長期に滞在し、温泉浴が中心になりますが、同時に温泉・水治療法の他マッサージや温熱療法などの理学療法、温泉プールでの水中運動、屋外での運動療法、食事療法、心理療法など複合療法で行うものです。

温泉療法の目的

A 予防医学的に
 1) 生活習慣病のリスクファクター(危険因子)を除き、予防法を体得する。
 2) 積極的健康づくりの方法を教育・指導・体験する。
 3) 疾患の早期発見と早期治療を行う。

B リハビリテーションでは
 1) 体への運動負荷に対する適応能を高める。
 2) 精神的な適応能を高める。
 3) 仕事、家庭など社会的ストレスより解放させる。

C 慢性疾患に対して
 1) 生体の自律反応と防御能力を改善する。
 2) 障害機能の改善をはかり、健康機能を増強する。
 3) 薬剤などによる基礎治療法を最小限にしたり、中止させる。
 4) 療養期間の長期化を防ぐ。
 5) 疾患に対する適切な治療法を指導し、訓練する。
 6) 心身の過緊張や病気による社会的不適合性を防ぐ。
 7) QOLの向上をはかる。


秋の御所湖公園



◇慢性疾患
  1) 循環器
    高血圧症、中等度以下の心不全、末梢循環器障害、レイノー症候群
  2) 呼吸器
    気管支喘息、肺気腫、慢性気管支炎
  3) 消化器
    中等度以下の胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、過敏性腸管症候群、慢性便秘症、
    慢性胆道炎、胆石症
  4) 代謝病
    2型糖尿病、肥満、痛風、高尿酸血症、高脂血症
  5) 皮膚病
    慢性アトピー性皮膚炎、慢性湿疹、乾癬真菌症、帯状疱疹
  6) 神経
    脳血管障害後遺症、末梢神経障害、神経痛、脳性まひ
  7) 運動器
    関節リウマチ、関節性−筋肉性慢性疼痛、変形性関節症、頸肩腕症候群、腰痛症、
    振動障害、VDT症候群

◇心身症、ストレス関連性疾患
  生活習慣病に関連した症状
  慢性疼痛性障害、機能性不随意運動、神経症、うつ症、自律神経失調症、女性不定愁訴、
  テクノストレスによる症状

◇外科術後の応用
  創傷の治癒促進

◇予防医学的応用
  生活習慣病の予防
  職業病の予防
  積極的な健康づくり
  疲労、ストレスの解消

◇リハビリテーション
  神経まひの機能回復、筋萎縮の防止と機能回復、脳血管障害後遺症、脳外科、
  整形外科手術後、交通事故、スポーツによる後遺症

上記適応症はどの温泉でも適応があるという訳ではありません。
入浴によるもの、飲泉によるものの他、一番重要なものは指導員の専門的医学知識の有無です。
また設備の必要なものもあります。
例えば高血圧や心臓病では寝湯風呂が必要です。
また呼吸器や脳卒中のリハビリには、リハビリ用の温泉プール。
皮膚病には1人用風呂が必要なのです。
良く電話でたしかめる必要があります。
現在、露天風呂が流行となっておりますが、温泉療養としては使用できません。
危険性も伴うので夏場以外は使用しない方が良いです。
露天風呂は健康な若い人の遊び道具です。







明治以降、西洋医学の導入が活発に行われる過程で、温泉療法は臨床医学の中で衰退しつつあった。
しかしながら、昭和に入って、温泉医学の必要性が叫ばれ、昭和6年九州大学に温泉医学研究所が設置されて以来、国立6大学にも相次いで同様の研究所が設けられ、治療と研究が盛んになった。

昭和10年1月1日、東京大学医学部内科物理療法学教室、日本温泉協会学術部が母胎となり、温泉気候及びその医学的応用に関する学術的研究を目的として、有志が集まり、「日本温泉気候学会」が設立された。
初代会長林春男(東京帝国大学教授)の尽力により、創設と同時に日本医学会に加入し、日本医学会の分科会として活動する。

その後、温泉気候医学及びその他の理学療法に関する学術的研究並びに医学的応用を推進することを目的として、昭和37年4月に「日本温泉気候物理医学会」と改称し、国際学会(International Federation of physical Medicine and Rehabilitation)に加盟した。
この国際学会に加盟しているのは、我が国では日本温泉気候物理医学会唯一である。

平成15年4月現在、会員数1,600名(内温泉療法医841名、温泉医167名)であり、年1回学術総会と温泉療法医研修会を開催し、日本温泉気候物理医学会の雑誌を季刊で発行している。

健康と温泉FORUM実行委員会
「名湯百選−健康と保養の温泉」より


紅葉の御所湖公園


紅葉の御所湖


日本温泉気候物理医学会は、昭和45年7月から温泉療法医の認定制度を検討していたが、昭和51年5月に、温泉療法医認定制度創設して第1回の認定を行った(温泉療法医認定証)。

温泉療法医認定基準には、この制度は温泉専門医を認定するものではなく、一般医師に対する温泉治療学の啓蒙をはかるとともに、温泉療者に対する一応の療養指導を行い得る医師の養成と認定を行うものであるとしている。

認定の条件は、日本温泉気候物理医学会会員歴3年以上で、温泉療法医教育研修会を修了することが必要である(温泉療法医認定基準)。

さらには、平成元年4月21日から日本温泉気候物理医学会認定温泉医制度が施行され、温泉療法医の中で定められた基準を満たした医師に対して温泉医の認定をし、5年毎に認定更新が行われることになっている。

健康と温泉FORUM実行委員会
「名湯百選−健康と保養の温泉」より


紅葉の御所湖公園


盛岡つなぎ温泉
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